これからの農業はブルーオーシャンⅡ

更新日:2020年11月19日

 日本農業の進歩は、化学肥料・農薬を使うことから始まったと言えます。なぜならそれまでの農業とは、肥料は人糞が主役と言えましたから。それに加えて畑を耕すには、スキ・クワ使った体力仕事の上に、野菜に寄生する虫対策を毎日とらなければならなかった。

 それで収入が多ければよろしいのですが、現実は全国一律の価格でしか引き取ってもらえず、過去の農家は貧乏な人が多かったもの。しかしある日ある時化学肥料が大量に使えるようになって、多くの農家は野菜の成長促進・寄生虫の駆除、それに除草作業も以前ほどしなくて済むようになりました。

 

 我が国農業界に導入された化学肥料は全国の農家の生産性を高めた上に、農業従事者の労働を軽減させました。その労働効率面で次に訪れたのが農業の機械化で、大型・小型の耕運機や田植え機が続々と発売され、農家はこぞってこれらの機械を購入しました。

 それは農薬を使って機械化すれば生産量が上がり儲かると考えたことですが、皮肉なことにそれも一時的なものと言えました。

 それは農薬も機械も皆同時に購入、作る農産物が同じだったのですから、全国同一価格に変わりはなかった。確かに生産量は増えましたけど、当然機械の支払いが生じることで、農業は儲からない職業として認定されたまま現代を迎えていると言えます。


 しかし現代を迎えてこの農薬に対する関心が高まり、消費者がその有無を知ってから購入するようになりました。その一つの流れが、前述した顔の見える商品の販売方法。消費者は誰がどんな方法(無農薬野菜・有機野菜など)を吟味して買うように変化したのです。

 その消費者の意識を高めたのが、世界で広がるヴィ―ガンやベジタリアンの行動です。その流れをより強めたのが、アスリートたちの行動。彼らは肉食による体つくりから、ヴーガン食を摂ることで筋肉体質を作る方法をとりだしました。

 そんな彼らの行動の追い風に乗せられて、ヴィ―ガン食材はじわじわと伸びています。それでもその量はまだ僅かと言えますが、イギリスではそれらの食材を購入する人の90%以上が、ヴィ―ガンやベジタリアンでない消費者だと報告されています。


 今という時代がそう変化し、これからの時代はこの変化の流れがより強化される。そんな時代の農業とは、大いに儲けられる可能性があると断定できます。そう言える根拠は、これから始める無農薬野菜や有機野菜作りをする場合、既存の農家のほとんどは競争相手ではありませんから。

 彼らが今までとってきた生産農法とは農薬農業とも言えるもので、これから大いに増加するであろうヴィ―ガン食材を求める消費者には供給できないが現状だからです。そこはまさに、ブルーオーシャン市場であることが理解して頂けると思います。


 農業・農作業は3K仕事と言われてますけど、実際にやってみると確かに土が相手ですから泥だらけになることは間違いありません。しかしじっくり考えてみますと、これからの会社人の方が3K環境になるのではないか。

 3Kの根拠、汚い・キツイ・危険の環境とは、会社の汚いブラック発言や無理やり仕事を押し付けられる。それにいつ首になるか判らない危険度から比べたら、とても安全な職場ではないかとわたくしには思えます。


 農作業は汚れる仕事ですから、汚いと言えるかもしれません。しかし今どきシャワー・風呂ない家などないのですから、働く上での致命的な欠点なんて言えないと思います。また仕事で楽なもんなんかないのですから、一概にきついとも言えない。

 少なくても農地にいる限り、コロナ菌などほとんどいないことが判りますから危険でないことはだけは間違いないんです。そう申しましても農業は嫌い、土いじりは嫌い、汚い仕事は嫌いとおっしゃる方までにお奨めしません。

 しかしそうお思いの方にも、これからの農業は今以上に大きく変わります。それはよりキレイに、より楽に、より安全になることが予想されておりますので。

 ですから今地方に移住して本業か副業か、それとも多業かは別として、無農薬野菜や有機肥料野菜でお金儲けすることを考えてみて下さい。そんな目で地方、田舎を見たら、きっとそこにはブルーオーシャン環境が大きく開けていることを確認できると思いますよ。


 次回のⅢでは、

「あなたにとっての適地はどこか?」

に付いてお伝え致します。




 

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