
日本のゴルフの再生法(後編)
前編にて、日本のゴルフの低迷のなぜ?の検証を行いました。まあただそれは、問題点挙げるだけなら誰でもできる。
そこにはそれぞれの問題点に対して、改善案出せなければ片手落ちと言われてしまいかねません。そこで活性化コンサルタントであるわたくし、知恵絞りました。
したがいまして本後編は、その対策案並びに改革案と言えますいろいろをご提案させて頂きます。
日本のゴルフの低迷状況に、いろいろご意見なさる方多くても、どうすればこの問題を解決できるかの具体的なご意見は、少ないように見受けられます。それは例えば、
「男子プロの試合は面白くない」
「このままじゃ日本のゴルファーは減るばかりだ~」
のように。
ですからそこには
「どうしたら面白くできるのか」
「どうやって日本のゴルファー増やしたらイィか」
の案提供できなければ、その心配ごと改善できないと思うんですよ。
そこでわたくしからの提案が、日本ゴルフを少しでも良くしたいとの想いから、本後編にてそのいろいろをご提案することとなりました。
そうは申しましても、その全てが皆様にとって納得できるものではないかもしれない。しかしその一つひとつが、改善につながるお話しの初めになってくれればと思いました
その点をどうぞご理解の上、引き続きお読み下さいますようお願い申し上げます。
それと今一つ、わたくしが本書出筆中に、
「現代のゴルフ界は、新規ゴルファーへの明快な誘導策を持たない」
ことに気がつかされたんです。
それはどういう意味かと申しますと、
・ゴルフ場が格安料金で誘う
・練習場がボール代割引で誘う
・ショップが低価格グッツのアピールをする
・海外の試合を中継する
・次々と新製品を売り込もうとしている
などの全ては、今ゴルフやっている人だけへの対応と思えますでしょ。
ですからゴルフ界からの情報って、意外なほどゴルフやってない人に伝わってないと思えるんです。
さらに押し並べて各ゴルフ団体がとっております、未来のゴルファー作りと称するジュニアの初体験レッスンに付いてはいかがか。
それってどこもかしこも同じことやってる訳で、はたして初心者・ジュニアゴルファーレッスン会で、どれほどの子供が日本のゴルファーになってもらえますのか。
そんなふうに考えますと、各団体でのゴルフレッスン会とは《とりあえず》の思惑が見てとれますよう?
ならば角度変えて、すぐやるのを決められる大人に、どうゴルフは素晴らしいの情報伝えたらイィかを、考えるべきだと思えたんです。
野球やサッカーは、やらない人もテレビで試合は観るもの。しかしゴルフの試合を、ゴルフやらない人はテレビでほとんど見ないと思うんですね。
このようにゴルフ界が求めるファンと、野球・サッカー界のファンとの質の違いがあることは明らか。そこには当然、ゴルフ業界としての対策が求められると思えます。
ではゴルフ界は、今ゴルフやらない大人たちに、どんなアプローチショット考えたらよろしいか。そしてそのショットを、誰がやるべきなのか。そんなあれこれを、お伝えしてまいります。