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レッスンプロが走った【一巻)

第一巻:プロゴルファー失業時代の始まり((((;゜Д゜))))))) 

第一章 現状からの脱皮計画の巻

1.なんで、んなことに?(@_@;)?

 

 山中隆一・28歳、大学のゴルフ部出身でなんとかプロの資格を取れたんですけど、身体壊して今はレッスン仕事専念を余儀なくされて。

 そんな生活も4年目に入り。茨城県のとある地域で、3つの練習場でレッスンやっておりました。

 やっと固定客も得られ、独り立ち?できての日々過ごしていたのですけど、その内一つの練習場の経営者変わってしまった。

 悪いことにその練習場、レッスン持ってる3つの内の2つを経営しておりました。

 でその練習場の新しいオーナー施設の一つ閉鎖して、もう一つは親戚筋の女子プロ主体にレッスンやるって。

 ですから隆一君には、

「自分で客連れてこられるなら、打席は提供します」

って申し渡されちゃった。

 まあそれ簡単に言えば契約解除で、その2ヶ所の練習場での仕事ゼロになってしまったということなんです。

 そうなったら当然なことですけど、単純に収入1/3になっちまう。その結果隆一君、来月から生活できないってことに~((+_+))

 父親がゴルフ好きだったこともありまして、ゴルフ部ある高校・大学へ通い、大学卒業後はツアープロ目指したんです。

 でもどっちか言うとキャシャな身体つきで、“豪打”プロのイメージなかった。

 それ解ってました隆一君、

「飛ばせなくても、小技でツアーに出てやる」

と当時は思っておりました。

 でも~、なんとかその小技ゴルフでプロテストは受かったのですけど、パワー不足が災いしてか、出場試合数は少なかったものの、結果出すことできなかった。

 そこで一大決心しまして、肉体強化に取り組んだ。がしか~し、その結果腰痛めてしまいまして。

 その症状は思った以上に重傷でして、手術余儀なくされちゃったんです。

 その後リハビリに励んだのでありますけど、一度落ちた体力戻すまでには至らなかった。

 それは以前と同じに戻るには、さらなる肉体イジメしなきゃならないこと分かってましたから。

 でもそれやりましたら、さらにひどくなってしまうのではないか。そう思いますと、身体壊す前の肉体いじめ挑戦できませんで。

 そんなになりました隆一君、ツアー出場は無理を納得して、地道にレッスン仕事やりましてお客さん得ることできたんです。

  そしてやっと親に心配かけずにやっていけそうと思った矢先、こんなことになってしまった。

  まあそんなこと起こるなんて考えてもおりませんでしたから、なってしまった自分の不幸をどうしたらイィものかと。

 ですからそん時の隆一君、ツアープロ諦めた時以来のショック状態で、他人から見たらかわいそうと思うほど、落ち込んじゃってたんですね~

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