【若者よ、政治家を目指そう、前書き】
若者よ、政治家を目指そう
選挙に向かわない若者が増えています。まあそれは無理のない話で、過去から続く我が国政治家の行動を見ておりますと、若者でないわたくしも選挙のたび、特に地方選の時は棄権したくなる衝動に駆られます。それなのになぜこんなお話しますかは、今こそ若者が旧い政治家に、とって代わらなければならない時代だからなんですよ。
じゃ~なぜとって代わらなければならないのかは、年寄りにこれからの我が国を任せてたら、若者はもっと不幸になってしまう?
なぜ不幸になってしまう?のかは、今のアベノミスクス(=格差政策)が続けられて年寄りの権力(既得権)が従来のままだったら、格差社会の継続状態が若者の環境をさらに悪化させてしまうからです。
都会ばかりにお金がつぎ込まれ、大企業しか利益を上げられない現状とは、非正規社員の爆発的な増加を生んでます。
そんなこんなを仕切ってますのは、全て既存の年寄り政治家たち。だからその年寄りが政治を握ってたら、現在そしてこれからの若者にとって好ましい政策なんてとってくれるわきゃないですもん。
そこでどうしなきゃならないかは、年寄りに代わって若者が政治やって、若者にとって好ましい政策考え実行してかなきゃダメなんです。
そうわたくしが申しますと、
「政治家になるには、地盤・看板・カバンがなきゃなれないでしょ~」
「そんなこと、若いもんにできっこないですよ~」
なんて、まさに“正論”が聞こえてまいりますよう。
まあそれ正論ですから否定はしませんが、ただこれからはその“正論”を“異論”と考えて、政治家目指せば実現可能なこと知って下さい。
でなぜわたくしが今、
「若者よ、政治家を目指そう!」=「これからなら若者でも政治家になれる!」
と明言できる理由は、まさにその時代の訪れを感知できたからなんです。
その時代の訪れとは、時の政治家があまりにも都会を優先し過ぎたために、地方の多くが消滅しちゃうって予想が成り立ってしまった。それは元総務大臣の増田寛也さんの、我が国およそ1800ある市町村が、そのままの地方政治で続けていたら、2040年にはその約半分なくなってしまうって話。
その理由は我が国の少子高齢化ですから、その真実性はかなり高いと言えるもの。そうなってはならないようにと、国は考えまして《地方創生政策》実行するになったことはご存知だと思います。
そこでこの地方創生政策を国が考えたのでありますけど、実際にそれ誰が実行するかって~と、当然地方の人たちってことになりますでしょ。
がしか~し、この政策って従来からの地方の年寄りの地方政治家や、その指導下に置かれてる地方自治体組織にできるもんじゃないんです。
なぜって全国の商店街が瀕死の状態になってますのに、現職議員の誰一人として、それ止めることできないできた。で理解できるように、現在の地方関係者には地域再生実現することは無理なこと明らかだからです。
それはもし地域の政治家に、わたくしのような70歳になる年寄りや、旧い体制(地盤・看板・かばん)に身を置いて長い政治家やってきた人ばかりであったなら、その地域の将来は消滅しかないと思えます。
ですから今増田さんに消滅を予想されている地域に、その地元守りたいと思ってる若者おられたら、そんな方々にこの仕事やってもらうのがベストであると考えるんですけど、いかがお思いでありましょうか。
我が国から半分の地方がなくなってしまう、ではそれ止めるのは誰?と聞かれたら、今までの人たちじゃなく、若者しかいないでしょ!と申し上げる以外にはない。
だって年寄りは25年後にいなくなってますけど、その時その地で暮らすこと望み、そのためだったら努力できるって若者いたら。そんな若者に期待する以外にないじゃありませんか。
そんな訳で本書は、これからの若い人たちに大いに期待しております、爺ィからのお誘いの本。だからと本書は、若者に国政担当する国会議員を目指そうとお誘いしておりません。また中央官僚の経験経て、そのキャリア積んでからの道筋明快な、“知事”になることもお奨めしておりません。
ここでわたくしが申し上げる「若者よ、政治家を目指そう!」の意味は、当然地方の政治家を目指すこと。その地方の政治家とはすなわち、地方地域における市町村長(首長)あるいは市長村議員(地方議員)ということになります。
もし現代の若者の中に、ずっと地元で暮らしたい、あるいはいずれは故郷に戻りたいと思う方おられたら、本書ご一読頂いた後は、地元の政治家になること考えて下さい。
このグローバルの時代を迎えて国は、安倍さんは我が国をこの時代での経済成長を目指して行動しています。そこで地方もこの時代に合わせて、新しい手法で地域の活性化を目指さなくてはならなくなった。
そこで新しい地方の政治家になるためにはどう考え、どう行動したらイィか。そのいろいろを語ってまいりますので、ぜひ参考になさって下さい。それでは。